
12月15日、名古屋市(中村区)にて「市民の力で貧困を絶つ!瀕死の「生活保護制度」を救え!(生活保護問題対策全国会議 名古屋集会)」という集会がおこなわれ、氷河期世代ユニオンとしては2回目となるデモ行進に参加しました。

生活保護基準引き下げの問題は、間接的に労働条件の引き下げにも繋がるもので、限りなく最低賃金に近い時給で働く人の多い氷河期世代にとっては、決して他人事ではありません。また住居を失ったネットカフェ難民などの若年ホームレスは、本来であれば生活保護の受給対象者であるにも関わらず、「若いから」という理由で申請を拒否(違法)される事も少なくなく、こうした観点からも、氷河期世代ユニオンとして、本集会の趣旨に強く賛同するものであります。

なお、本集会の直前に「生活保護の一律引き下げ」については見送りが決定しましたが、厚生労働省は「地域間格差の是正」という名目で、都市部の生活保護基準を引き下げるという手法によって、実質的な生活保護予算の削減を目論んでいます。氷河期世代ユニオンは、こうした生活保護の問題をはじめとする「福祉切捨て」の政策に強く反対し、各団体との連携を図りながら、失われた権利の回復を目指して、活動を続けて参ります。
(撮影:Esaman)